トイレの神様(土人形)

金沢では、トイレを作るとき新築、改築時に土でできた夫婦一対の人形を 埋める風習がありました。

実は、私も知らなくて、弊社の営業マンがよく持っていく「土人形」と書いてある伝票を目にして「何でお人形を売るの?」と聞きましたところ、「トイレに埋めるんですよ」と。

「へー」と言って、そのまま見たことがありませんでしたが、先日見せてもらいました。「かわいい!」。「トイレの神様」の歌にあやかり、「トイレの神様」と呼ばれているそうです。

トイレの神様とは

1. 神聖視されたトイレ

  • 日本では、トイレ(便所、厠)は特別な場所とされ、その守護神が祀られていることがあります。特に農村部や古い家では、トイレの神様が存在すると信じられていました。

2. トイレの神様の名前:

  • トイレの神様は「厠神(かわやがみ)」や「便所の神(べんじょのかみ)」とも呼ばれます。地域によっては「烏滸(おこ)さん」や「屎尿(しにょう)神」などの名前で親しまれていることもあります。
  • 烏滸(おこ)さんは奈良県の一部分、屎尿(しにょう)神は沖縄県の一部分と資料にありますが、定かではありません。

3. 役割と信仰:

  • トイレの神様は家の健康や繁栄を守るとされ、特に女性の健康や安産を見守ると信じられています。また、トイレを清潔に保つことが運気を上げるとされています。
    昔、紅白歌合戦でも歌われた「トイレの神様」にもそのような内容で歌われていましたね。

4. 年末の掃除とお供え:

  • 年末の大掃除では、トイレを特に丁寧に掃除し、神様に感謝の意を表すために、お米や塩、お酒を供えることがあります。

トイレの神様と土人形

トイレに埋めるこの「土人形」を近年では「トイレの神様」と呼ぶようになっておりますが、最初は「土人形」と呼ばれていて、用途は人柱(ひとばしら)として人を埋める代わりに人形を埋めたとされています。

トイレは伝統的に不浄の場所とされることが多く、悪霊や不運が集まりやすいと考えられています。人形をトイレに埋めることで、これらの悪い影響を防ぎ、トイレを浄化する意味があります。人形が悪霊や不運を代わりに引き受けると信じられています。

金沢では、家の新築の時トイレの下に男女1対の土人形を埋めて、災いを避けるという習慣がありました。
一説によれば人形と一緒におはぎを添えたという話も聞きます。

実際の土人形は小さなものです

今はそのようなトイレがないので埋める必要もありませんが、トイレの置物などとして人気です。

土人形1対
土人形(トイレの神様)
次人形1対裏
後ろ姿

とても小さなものです。
サイズ:約3cmX6cm
重さ:40g
一つ一つ手書きです

タバコと比べてみると↓

土人形の大きさは小さなものです。

昔は、おはぎも一緒にお供えしたそうです。

通常は10個セットでお分けしていますが、1個(ペア)でご希望の方は1500円でお分けします。「お問合せ窓口」をクリックしてご注文下さい。(送料は御負担下さい)

1セット(10個)ご希望の方はお問い合わせ下さい。その方が安いです

Q
「トイレの神様」って言いますが、井戸などにも使えますか?
A