フルーツマットをお使いの前にお読みください/フルーツマットの正しい使い方と注意点

皆様、ごきげんよう!西川善(株)で経理とウェブを担当しております、にこにこババアです。

今回は、弊社の農業資材の一つである「フルーツマット」について、皆様に安心してお使いいただくため、過去のお客様からのお叱りと、そこから学んだ正しい使い方や注意点を詳しくお伝えいたします。

フルーツマットとは?

フルーツマットとは、スイカやカボチャ、メロンといった地面に接して育つ果実の品質を高めるために、その下に敷く台座(お座布団)のような農業資材です。「フルーツマット」のほかに「台座」「フルーツ用座布団」「敷台」「メロンマット」「スイカマット」などと呼ばれ、名前の知らないお客様からは「メロンやスイカの下に敷くやつ」などとお問い合わせいただくことがあります。

特に日の当たらない部分が、黄色や白くなるのを防ぐために、果実の下に敷き日光が当たるようにするときれいな作物に仕上がるというものです。

通常、黄色くなったりを防ぐために、果実の位置を時々変えて、日光に当たる部分を平均にするようにしますが、マットを使うと日光が下まで当たり安くなり、直置きしないので、腐食なども防ぐことができます。

マットを敷いたスイカ
こんな感じです。

いろいろな種類があります

フルーツマットの種類

「かぼちゃが凹んだ」!お客様からのクレーム

今回は、それを使ってのご意見です。

ずいぶん昔ですが、フルーツマットを紹介し始めたころ、お客様からのお電話で
フルーツマットなど載せる時期はいつでしょうか?」という質問でした。

農業担当
農業担当

いままで普通に考えていたけど、スイカなら20cmくらいかな~?

僕の担当のお客様は慣れていらっしゃるからそのような質問はなかったので考えたことなかったな~

それで、

ニコニコ<br>ばばあ
ニコニコ
ばばあ

ある程度の大きさになってから置くといいのではないでしょうか?

やはり、そんか答えしかできないのか!」とおしかりを受けました。

起こっている様子
お怒りの様子(想像ですが・・・)


そんな風だからダメなんだ、ちゃんと生産者のところにいって話を聞かなけりゃダメだ

弊社の農業担当は、生産者の方に直接お会いして、フルーツマットはお売りしておりますが、お怒りは治まりません。

お怒りの原因はマットを載せたら、カボチャが凹んだ!という事らしい

何の事をおっしゃているのかわからなかったのですが、どうもお買上になったマットに乗せたカボチャが凹んでしまったということです。

(もちろん、そのマットは弊社でお買上頂いたものではないのですが、何を使っていらっしゃるかも存じ上げないのですが・・・・
この怒りをどこに!と思った時、弊社のホームページをごらんになったのでしょう)

ホームページに載せる場合は、カタログ等を参考にしながらご紹介しているものが、ほとんどです。
お客様のおっしゃる通り、ホームページに載せている私が実際に使っていないものの場合が多いです。
(種類が多いので・・・すみません)
ただ、不特定多数の方がご覧になるので、注意を払わなけらばならないのも事実です。
お客様と実際に接している担当とも相談しながら制作していかなければいけません。

ここで本題!かぼちゃが凹まないようにするためにご注意

それで、ご注意します!
ご使用によっては凹むこともございますのでご注意ください!

この一件から、私たちは「フルーツマットは、ただ敷けば安心というものではない」という重要な教訓を得ました。特に、カボチャのように重くなる果実には細心の注意が必要です。

【最重要の注意点】ご使用によっては凹むこともございます!

お客様の凹みトラブルの原因は、以下の点が考えられます。

  1. 設置時期: 果実がまだ小さく柔らかい成長段階でマットに乗せてしまった。
  2. 果実の重さ: カボチャの重さに、マットの素材や形状が耐えきれなかった。

特に、マットの材質が柔らかいPSPなどの場合、果実が大きくなるとその重みでマットが変形し、果実の設置面に凹みや傷がついてしまうリスクがございます。マットの強度や耐荷重は、必ず事前にご確認いただく必要がございます。

失敗を防ぐためにも

対策①:まずは少量での「お試し」を推奨いたします。

大量に導入される前に、必ず「おためしセット」などをご活用いただき、ご自身の栽培環境や、育てられている果実の種類・成長速度に合ったマットであるかをお試しください。

対策②:設置後も「様子見」と「位置調整」を!

「乗せたら安心!」と思わずに、毎日果実の様子を観察することが大切です。特に成長期には、果実を時々持ち上げたり、マットの位置をわずかに変えたりして、一箇所に重みが集中しないように注意を払いましょう。

もう1件のクレーム、マットの上下

マットの種類によっては、反射効果を高めるための表裏が定められています。表裏を間違えると、着色効果が半減してしまう可能性がございますので、必ずメーカーの指定通りにご使用ください。詳しい置き方については、弊社の別の記事「もう1点フルーツマットの注意点」もご参考にしてください。

クレームはクレームではありません!

私たち西川善(株)は、石川県金沢市に拠点を置く専門商社として、様々な資材を取り扱っております。

お客様からのお叱りやご意見は、私たちにとって何よりの「教科書」です。私、にこにこババア(社長の妻で60代後半)も、すべての商品を知り尽くしているわけではありません。営業マンも 農業担当・食品担当・病院担当・ビニール担当・パン屋さん担当など部門に分かれて営業をしているので知識も各分野に分かれています。お客様も多種多様で農家様などは私たちより研究熱心が方がいっぱいいらっしゃいます。

ご意見を頂きましたら、また一つ勉強になりますので遠慮なくご質問等を頂けたら幸いです。しかしながらすべてにおいてパーフェクトかと言いますと残念ながらそうでない場合もあります。できるだけサポートできるよう努力を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。