あえてフルーツマットを使わないという考え方

今日、営業会議の中で、農材担当者と話ししていたら

 「すいかの底が黄色くてもおいしさが変わらないから、台座(フルーツマット)を使わないお客様がいるが、黄色だからとお客様が敬遠するので、美味しさが変わらないというチラシを作った」

と言う話がありました。「どうして台座を使わないの?」

と質問すると。

台座に乗せるときに。へたを折ってしまったり、すいかの畑に入るときに葉を気づ付けたり、汚れた靴で入り細菌などが混入するから、台座を乗せないという農家様がいるそうです。
(ちなみに、たくさんの人を雇って作業している農家さんは靴にシューズカバーを付けて作業しています)

沢山のすいかを一人で気を使い仕事をするわけではないので、バイトなどにお願いすると強く移動させるときに、トラブルが発生する可能性があるから。あえて使わない。黄色のままで出荷する。

と言うことでした、しかし私たち消費者はどうしてもきれいなものに手が行きますので、そうじゃないよと言うことのチラシだそうです。

なるほど、良い事ばかりかと思えば、やはりデメリットもあるのですね。
私たち売る側としては使ってほしいのですが、そういうこともあるということです。

商品をご紹介するときには良い事ばかり表示するのですが、こういうデメリットもありますよ!
と言うのがわかりましたら、このブログでお伝えできたらと思います。
それで、先日のフルーツマットご使用のお客様のお怒りも、とってもありがたいものにになったということです。

次の日です

別の農家様が来社しましたので、スイカの台座の事を聞いてみました。
  スイカに多少のストレスは必要だ
  色がいい方が高く売れるので、台座を使用するし、優しく転がしてあげると美味しくなる。

なるほど!
皆さま、いろいろ工夫して考えているのですね。

やり方は10人10色ですね