真空に適した袋はどんなもの?

先日お電話で、「雨どい用ポリチューブ」を自分が釣った魚を真空したいのですが大丈夫ですか?

との質問を受けました。

ニコニコ<br>ばばあ
ニコニコ
ばばあ

厳密に言えば✖です。

やってやれないことはないのですが・・・
①食品対応でない
②真空袋ではない

では、ここで真空に適した袋とはどんなものか説明しましょう

真空するのに適した袋は、通常のポリ袋やビニール袋ではなく 「真空パック専用袋」 を使う必要があります。理由は、空気を抜いて密封したときに袋がつぶれすぎたり、破れたり、シール不良を起こさないように設計されているからです。


✅ 真空に適した袋の種類

  1. ナイロンポリ袋(NY/PE袋)
    • 構成:外側がナイロン(強度・ガスバリア性)、内側がポリエチレン(シール性)
    • 特徴:耐ピンホール性・酸素遮断性があり、食品保存に最もよく使われる。
    • 用途:肉、魚、加工食品、漬物、冷凍保存など。
  2. エンボス加工袋(片面エンボス/両面エンボス)
    • 家庭用真空パック機でよく使われる袋。
    • 表面に凹凸があるので空気が抜けやすい。
    • 食品保存や小分け冷凍に便利。
  3. アルミ蒸着袋・バリア袋
    • 特徴:光・酸素・水分を強力に遮断できる。
    • 用途:コーヒー豆、ナッツ、乾燥食品、粉末食品など長期保存に最適。
  4. 耐熱真空袋(ボイル対応袋)
    • 90~100℃で30分程度のボイル殺菌に対応。
    • 加熱調理するレトルト食品や sous vide(低温調理)に使用可能。
  5. 冷凍対応真空袋
    • 低温でも硬化・割れしにくい。
    • 長期冷凍保存におすすめ。

❌ 真空に向かない袋

  • 普通の ポリ袋(HDPEやLDPEの薄手のもの)
  • レジ袋・ゴミ袋
    → シールが不安定で空気が抜けきらず、穴があきやすいので不適です。

🔹 用途別おすすめ袋

1. 肉や魚を冷凍保存したい

  • ナイロンポリ袋(NY/PE 3層 or 5層)
    → 強度があり、冷凍焼け防止に優秀。
  • 家庭用ならエンボス加工袋(食品用真空パック機対応)
    → 空気がしっかり抜けて、鮮度保持が長持ち。

2. 漬物や水分の多い食品

  • ナイロンポリ袋(厚め)
    → 液体もれしにくく、しっかり密封可能。
  • 酸素を遮断するので発酵や酸化を抑える。

3. お菓子・ナッツ・コーヒー豆など長期保存

  • アルミ蒸着バリア袋
    → 光・酸素・湿気を強力に遮断。
    → 酸化しやすいナッツやコーヒー豆に最適。

4. 低温調理(Sous Vide / 真空調理)

  • 耐熱真空袋(ボイル対応袋)
    → 90〜100℃の湯せん調理に対応。
    → ステーキやチキンの真空調理に最適。

5. 業務用で大量に使う場合

  • 業務用ナイロンポリ真空袋(規格袋)
    • 100枚〜1000枚単位で購入可能。
    • サイズ展開も豊富(100×150mm〜400×600mmなど)。
    • 食肉加工業や飲食店の仕込みに最適。

🔹 袋の選び方ポイント

  • 保存期間が短い(1〜2週間) → 安価なナイロンポリ袋
  • 保存期間が長い(数ヶ月〜半年以上) → バリア袋やアルミ蒸着袋
  • 調理にも使う → 耐熱ボイル対応袋

🔹 家庭用におすすめの袋

さきほどのお電話の方のように、ちょっと使いたので、真空機を買ったので手軽に使いたいのですが…

なるほど😊 家庭用でしたら、そこまで厳密に選ばなくても 「エンボス加工の真空パック袋」 が一番おすすめです。

  1. エンボス加工袋(片面または両面エンボス)
    • 家庭用の真空パック機(フードセーバーなど)に対応。
    • 表面に凹凸があるので空気がスムーズに抜ける。
    • 冷凍保存・冷蔵保存・乾物保存など幅広く使える。
    • カットして使える「ロールタイプ」も便利。
  2. ナイロンポリ袋(シンプルタイプ)
    • もしパック機が「チャンバー式(業務用に近い)」なら、エンボスなしのフラット袋でもOK。
    • 安価で大量に手に入る。

🔹 家庭用での使い分け

  • 肉・魚の冷凍保存 → エンボス袋(真空度が高いので冷凍焼け防止)
  • 漬物や煮物など水分が多い食品 → 少し厚めのエンボス袋 or 液体対応袋
  • お菓子・乾物・コーヒー豆 → 光を避けたいならアルミ袋(ただし真空はしにくい)

🔹 ポイント

  • 家庭用なら エンボス加工袋だけ常備 しておけばほとんど困りません。
  • さらに便利にしたいなら、**ロールタイプ(好きな長さでカットできる)**を使うと無駄が減ります。

《ご注意》エンボス加工不可の機械もありますので、説明書をよくお読みください。