【コスト削減＆強度アップ】HDPEとLLDPEのいいとこ取り！「三層（多層）ポリ袋」

「硬くて強いけれど裂けやすいHDPE」

「よく伸びるけれど突き刺しに弱いLLDPE」

これら2つの素材の特徴を知り、「どちらを選べばいいのか？」と迷われている方も多いのではないでしょうか。

実は、この両方のメリットを掛け合わせた「ハイブリッドなポリ袋」が存在します。それが、今回ご紹介する「三層（多層）ポリ袋」です。

1. 三層ポリ袋（複合多層ポリ袋）とは？

三層ポリ袋は、異なる性質を持つポリエチレンフィルムを重ね合わせて作られた高機能な袋です。

構造の秘密：最強のサンドイッチ構造

もっとも一般的な構造は、「硬いHDPE」で「柔らかいLLDPE」を挟み込む3層構造です。

• 外側・内側（HDPE）： 引っ張り強度があり、滑りが良く、袋の口を開きやすい。
• 中心（LLDPE）： 柔軟性があり、衝撃や突き刺しに強く、破れにくい。

三層ポリ袋を導入する2つのメリット

1. 驚きの強度：「裂けにくさ」と「伸び」を両立しているため、ゴミを詰め込んでも破れにくく、重量物や角ばったゴミにも対応できます。
2. コスト削減（経費削減）：素材の強度が上がるため、これまでよりも「薄い袋」で同等の強度を維持できます。薄くすることで樹脂の使用量が減り、結果としてコストダウンにつながります。

2. おすすめ商品ラインナップ

各メーカーから発売されている、代表的な多層ポリ袋をご紹介します。

① ジャパックス「プライスター」（複合3層ポリ袋）

業界でも定評のあるジャパックスの主力商品です。HDPEでLLDPEを挟み込んだ3層構造で、同厚の単層袋と比較して大幅な強度アップを実現しています。

● 丈夫で柔軟性のある低密度ポリエチレン(LLDPE)を引張り強度に優れた高密度ポリエチレン(HDPE)で挟み込んだ3層構造。

【特徴】

• よく伸びて破れにくく、詰め込みOK。
• ビル清掃、外食産業、飲食店などハードな現場に最適。
• 非食品用です。

【規格・サイズ一覧】（半透明）

弊社もシュレッダー袋に三層の袋を使用しています。⤵

シュレッダー用の袋はこれを使っています。

会社で出るシュレッダーゴミ。どのくらいの厚さがいいのかなーと思っている方多いのでは？弊社で使っている袋を紹介します。

www.nishikawazen.co.jp

② ジャパックス「プライスター」（複合2層ポリ袋）

こちらは「紺色」もあります（複合2層タイプ）

半透明よりも少し厚みがあり、中身を見せたくない場合に最適です。

③ ハウスホールド（2層・3層タイプ）

コストパフォーマンスに優れたシリーズです。用途に合わせて2層と3層をお選びいただけます。

【2層タイプ（半透明）】

厚みを抑えつつ強度を確保したい場合に。

【3層タイプ（半透明）】

LLDPEをHDPEでサンドイッチした強力タイプ。

③ 【限定品】西川善オリジナル（医療・介護施設向け）

既存のメーカー品にはない、「現場の声」を形にした弊社オリジナルの別注品です。

特に病院や介護施設様から高い評価をいただいております。

【開発の背景】

「汚れ物は見えにくくしたい。でも、安全管理上、中身が全く見えない（完全不透明）のは困る」

そんなジレンマを解決するために開発しました。

【ここがポイント】

• 特殊なカラーリング： 「半透明オレンジ」と「半透明赤」を採用。汚れを目立たせず、かつ中身の有無は確認できる絶妙な透け感です。
• 安心の強度： 三層構造を採用しているため、医療廃棄物や重い汚れ物でも安心です。

【規格・サイズ】

西川善

西川善（にしかわぜん）株式会社の社長の西川寛（にしかわひろし）です。西川善は地元では「善さん」と呼ばれ創業70年になります。
「包つつんで創つくって社会貢献」つまり「包創喜材業（ほうそうきざいぎょう）」です。
「善さん何屋さん？」と言われるほど弊社では多種な商品を取扱っています。
昨今、お客様のニーズは多種多様。「なるべく価格を押さえたい」「いや、ちゃんとした良いものが欲しい」「この商品でないとダメだ！」「私はここにこだわる！」などお客様のご希望に添えるよう努力してまいります。
「こんなもんないけー（金沢弁で「こんなものありませんか？）」と気軽にお問合せいただければ幸いです。

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〒920-0848　石川県金沢市京町23番1号
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