【シーラーのコツ】袋のシールが斜めになる悩み解決!「シールゲージ」の使い方と社長の裏技|富士インパルス部品

袋にシールをする時、同じ袋に同じ位置にシールをするのはなかなかコツがいります。

弊社に修理依頼で持ち込まれたシーラー機を見てみても、皆さんそのことに苦労していることが伺えます。
テーブルにマジックで位置を書いてあったり、テープなどで位置決めをしている機械など様々です。

富士インパルスシーラー機の部品に「シールゲージ」というものがあります。
富士インパルスシーラー機、部品「シールゲージ/品番39145」です。

見ただけでは使い方がわからないので説明します。

シールゲージの画像
富士インパルスシールゲージ/品番39145

機械に取り付け、袋の置く位置を決めるものです。
シールが斜めになったり、「この辺かな?」とシールしてシールが切れたり・・・

不均等なシールの例のイラスト

これをきれいに位置決めするために、機械に取り付けるゲージです。
単純に位置を決めるだけなので、簡単なものです。

取り付けてみましょう

取り付けは簡単、フローガラス押えのネジを取っ手底にはめ込み固定するだけです。

さあ取り付けます。弊社にある富士インパルスFA300です

FA-300-10の機械
富士インパルスシーラー機FA-300

シールゲージを取り付けます。付ける位置は決まっています。

今から取り付けるシールゲージはこれです。

ここのフローガラス押えの黒いネジ(樹脂ナット)を外します⤵

フローガラス押えのネジの位置

そして穴にそのネジを納めて、またねじで止めます

シールげーぞをはめ込みネジを再度止めます

取付完了!簡単です。

取付完了の画像

シールしてみます

では、シールしてみましょう。

袋の縁をシールゲージに当てます。
そしてそのままシールします。

シールゲージに袋を当てる画像

どの袋も同じ位置でシールされます。簡単です。

きれいに揃ったシールの画像

デメリット

きれいに位置は決まるのですが。もう少しぎりぎりの位置にとか「もう少し長く」とかができなくシール位置をずらすことができません。約1.5mmとなっているので、そこがネックでしょうか?

対象機種

ネジを止めるところがあるので、どの機械にでもというわけにはいきません。

下記の富士インパルスの機械に対応しています。
Fi-200-10
Fi-300,Fi-300-10
Fi-600-2,Fi-600-5,Fi-600-10(200V)
FA-200-10
FA-300,Fa-300-10
FA-450-5,FA-450-10(200V)
FA-600-2,FA-600-5,FA-600-10(200V)
OPL-200-10
OPL-300-5,OPL-300-10
OPL-450-5,OPL-450-10(200V)
OPL-600-5,OPL-600-10(200V)
FIK-200-10
FIK-300,FIK-300-10
FIK-450-2,FIK-450-5,FIK-450-10(200V)
FIK-600-2,FIK-600-5,FIK-600-10(200V)
FR-450-2,FR-450-2 SB,FR-450-5,FR-450-5 SB
FR-450-10 SB(200V)
FR-450-10(200V)
片面シールに限ります。

もう一つのやり方

袋の位置決めする方法として他の方法もあります。

しゃちょー
しゃちょー

テーブルがステンレスだからテーブルに磁石を置く方法もあるよ

テーブルの上にマグネットを置きます

テーブルの上にマグネットを置きます

マグネットの位置に袋の一番下を置きシールをします。

なるほど~!! これなら、部品を買わなくても100円ショップの磁石でできますし、好きな位置に調整し放題です。

どうぞ、ご参考に!