【正直に語ります】在庫を活かして無料サービス!西川善の「止まれ旗」に付いている塩ビパイプの棒の舞台裏

西川善(株)では、「止まれ旗」をオリジナルで何点か持っています。

その商品にサービスでつける棒(塩ビパイプ)についての説明です。

横断旗の持ち手を無料で付ける、その正直な理由

地域の交通安全に欠かせないアイテム、それが「止まれ旗」や「横断旗」です。西川善株式会社では、オリジナルの止まれ旗を販売するにあたり、持ち手となる「棒」を無料でサービスとしてお付けしています。

通常は

メッシュの止まれ旗
メッシュ止まれ旗

このように棒はついておらず、棒を入れるところはあります。

ずいぶん昔は、既製品がなかったためオリジナルで作り、塩ビパイプで持ち手を作り接着しておりました。

最近は規格品も増え

とまれ旗既製品三角
「とまれ」旗三角
止まれ旗持ち手穴付き
警戒旗メッシュ

このように伸縮性の棒や、棒を使わず、手を入れる穴の開いたものなどが出てきました。

しかし、そこまで立派でなく簡単なものをと、需要もあります。

棒はたくさんありますので、サービスでお付けしております。

なぜ、私たちはこの棒を無料で提供しているのか?

実は、これには昔から会社に眠っていた、塩ビパイプ在庫品を有効活用したいという、極めて正直な理由があります。

私たちは長年、プラスチック製品や資材を扱ってきました。その過程で、別の用途で仕入れたものの、大量に残ってしまった塩ビパイプの「手痛い在庫」を抱えていたのです。そのままでは倉庫の肥やしになるだけ。そこで、この軽量で丈夫な塩ビパイプを、横断旗持ち手として再利用することにしたのです。

それで、このような事情のため、お金を頂くにはしのびないという事で無料にしたのです。
もちろん、接着までの工程のコストは弊社が負担しております。

では、どんな棒?

しかし、上記のようなかっこいいものではありませんので説明をします。

棒は

塩ビパイプの文字の付いたものと消した画像
塩ビパイプ

このような「塩ビパイプ」です。
塩ビパイプは画像のように印刷が入っています。

止まれ旗と塩ビパイプの接着作業

塩ビパイプの印字の除去作業

塩ビパイプには、製品名や規格を示す印刷が必ず入っています。この印刷が残っていると、少々見栄えが悪いもの。

普通の市販のシンナーでは取れず、塗装屋専門のお店に強力なものを買いに行きました

そこで、強力なシンナーを使って、この印刷を手作業で一つひとつ丁寧に拭き取っています。

この印刷を消す作業が難儀なもの!

さあ、シンナーを含ませた布で文字の上を何度もこすります

これが大変!

ばばあが伸びています

ばばあ、シンナー中毒で・・・・

ばばあ天国に行きました

危ないかも・・・・

なので、少々の文字の跡はご勘弁( ^ω^)・・・

米完全に印刷を消し去るのは難しく、文字の跡がわずかに残ってしまうこともあります。その点はご容赦をお願いします。

農ビ用接着剤による確実な固定

接着する前の止まれ旗と棒

さあ!接着です

印刷を消した後は、旗の布地と塩ビパイプを接着します。ここで使うのは、屋外での使用に耐える農ビ(農業用ビニール)用の速乾性接着剤です。

外で使っても簡単に取れないようにするためです。速乾性のため手早く正確に作業する必要がありますが、この接着作業を経ることで、横断旗として安心して使える一本のツールに生まれ変わるのです。

農業用接着剤


速乾なのでここからは手早く!!
旗の位置を決め
(ここが大事!旗に表裏ー印刷は表面だけなので)

接着剤を塗りますー多すぎるとはみ出るので注意!

すばやく塩ビパイプに接着剤を塗ります

ここは手早く接着します。速乾性なのですぐくっついてしまいます。

失敗は許されませんぞ!

接着途中の画像

出来ました!

はい!できました。
外で社長をモデルにパチリ!

「止まれ旗」と投稿内では言っていますが、使用したのは「止まってください」旗です。
近年、「止まれ」では命令口調であるということで。お願いする「止まってください」と言う方が好まれる傾向にあります。

とまってください旗を持って立つ社長

接着方向は

左側通行の車に対して、右利きの方が車に警告できるような位置になっています。

接着前であれば、方向は変えられます。ご希望を言ってください。

裏に文字はありません

止まれ旗の裏側

それにしても、カンさん(社長)猫背ですよ!

数年前と比べてみましょう

6年前の寛さん
止まって下さい!旗 六角
ニコニコばばあ
ニコニコばばあ

老けましたね・・・・

自由にバリエーションできますよ!

弊社で接着するため、棒の接着位置は自由に変えることができます。

先ほど上記で決めた位置、右側に文字が位置する方向 でなく逆に!

たとえば、真ん中に旗を置いて両端を棒に!

旗を中央に置いた画像

坊の先を少し出して!とか

棒の先を出した画像

自分で接着するので、棒を別に!という事も可能です!

だけど、「短くカットして!」はお受けできません。
切ることはできます(のこぎりで)が、切り口をきれいになる自信がないからです。

棒のデメリット

  • 見た目がおしゃれでない
     塩ビパイプですのでグレーのなんの変哲のない棒です。
     丈夫ですが、おしゃれはありません
  • 送るときに運賃がかかる
     長さが1mのため、運賃が60cm・80cmの価格ではなく120cmサイズになりますので、旗のみをお送りする時より運賃は高くなります。

在庫活用は地球にもやさしい交通安全への貢献

西川善株式会社が塩ビパイプ在庫品止まれ旗として無料サービスすることは、単にコスト削減の話だけではありません。

まだ使える資材を廃棄するのではなく、横断旗という交通安全グッズの一部として再利用することは、サステナブルな取り組みの一環でもあります。

私たちは、この無料サービスを通じて、地域の交通安全活動を少しでもサポートし、子どもたちの安全な通学路づくりに貢献できればと願っています。

在庫活用という正直な事情から生まれた無料の棒ですが、どうぞ安心してお使いください。