じゃりや石を入れる袋は0.15mmの厚さがあってもまだ足りないらしい

重い資材運搬の悩み解消!ポリ袋の「厚さ」で失敗しないための完全ガイド

砂利、玉砂利、砕石、建築廃材などの重い資材や、角が尖った建材を運搬・保管する際、「袋が破れて困った」「二重にしてもすぐに穴が開く」といった経験はありませんか?

一般的なゴミ袋や薄手のポリ袋では、重さや摩擦、尖った箇所に耐えられず、袋がすぐに破れてしまいます。実は、これらの資材運搬には、想像以上に「極厚」のポリ袋が必要です。

では、普通の厚さってどのくらい?

普通のごみ袋(ポリ袋やビニール袋)の厚さはだいたい0.03mm

大きくなると(70Lや90L)などはもう少し厚さが必要で0.04mmなどです。

厚さが厚くなればそれだけコストがかかるので、なるべく厚さは抑えたいもの、それで素材を工夫したりして、できるだけ薄いものを使いたいと各社コスト削減に工夫を加えています。

それがLLDPEをHDPEに代えたり、三層にしたり、メタロセンを配合させたりしています。

前回お話ししたように、軽いものを入れるときはなるべく薄くて丈夫なものを選んだりします。

普通ちょっと厚いと言われるのは0.05mm

ごみ袋で厚地と言われるものは0.05mm

これでも普通のごみ袋に比べれば厚手なので、少々重いごみでも何とか耐えられます。

極厚と言えば0.08mm

もっと厚いものをと言えば0.08mmでしょうか

このくらいなら多少の角ばったものでも耐えられます

建材や棒などを入れるに適した厚さのビニール袋

0.1mmの袋も増えました

以前は0.08mmだった袋も最近は0.1mmでも規格品が増えました。
ごみ袋も20・45・70・90・120Lと増えています

厚くなると縛りにくくなります。

ここまで厚いとこのような縛り方はできにくく(できないことはないけど)

じゃりを袋に入れた画像。口は縛ってあります。

口をシーラーで止める方法の方が確実に封ができます。⤵

袋の上部をシーラーで止めた画像

しかしシールするにも持ち上げるのに重く大変な作業となります。

しゃちょー
しゃちょー

先日も建材屋さんに砂利じゃり用の袋450x600mmサイズの袋に対して、富士インパルスシーラー機FR-450-5(450mm巾シーラー機)をお買い上げいただいています。

FRシリーズは米袋用のシーラーですが、砂利じゃりなど重い袋をシールする時に台があるので使いやすい機械です。

0.15mmの袋は「アスベスト用」

それでは足りないと0.1mm0.15mmの極厚と言われる商品もあります。

規格品で多く売っているのは「アスベスト用

アスベスト用袋

アスベストは一般の方が捨てることはできません。また袋を2重にする必要があり、印刷も必要です。
(印刷の無いものもあります)

このような建築廃棄物のゴミは重くて尖っているものが多いので厚さが必要になるようです。

砂利じゃりなど重たいものを入れるのに0.15mmでも足りない

砂利じゃりなどを入れるのに0.15mmの袋を使っていただいているのですが、お客様より「砂利じゃりを積んで運んでいるうちに擦り切れて破れてしまう!もっと厚いものが欲しい

とのご意見を頂きました。やはり同じような用途の会社様には別注で0.2mmの袋をお作りしている例もあります。

0.2mmのポリ袋は規格では450x700、550x900の2種類があります。
しかしながら、希少な商品のためか規格品はちょっとお高めのように思われます。

規格品は最低ロットが100枚ですので、そのくらいしか必要のない場合はそれでもいいのですが、定期的に継続して使われる場合は、ロットが多いですが別注で作った方が割安となります。

厚みが厚いので普通の厚さに比べるとロット数はそれほど多くはありません。